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HDMIケーブルを選ぶポイント

昨今、零細〜大手メーカー各社のHDMIケーブルが市場に出回り、デザインやコネクタが多様化し、おまけに価格もピンキリです。あなたはどのような基準でHDMIケーブルを選んで購入しますか?ここでは、HDMIケーブル選びを失敗しないためのポイントを紹介します。

HDMIの高画質・高音質を堪能したい場合、HDMI機器(テレビ、レコーダなど)だけでなくHDMIケーブルの品質も重要な要素です。

もちろん、HDMIケーブルがHDMI機器の性能を上げるような働きはしませんが、HDMIケーブルの品質が悪ければ接続するHDMI機器の性能を享受できず、高解像度で表示されなかったり、最悪表示すらされません。

せっかく、高画質・高音質を期待し高価なHDMI機器を購入しても、接続するケーブル1本で台無しなってしまう可能性だってあるんです。

そんな可能性を回避するためのHDMIケーブルの選び方を紹介します。

まず、HDMIケーブル選定する際に、以下の項目がポイントとなります。

  1. ケーブルカテゴリ
  2. コネクタタイプ
  3. メーカーのケーブルに対する専門性
  4. 認証テスト
  5. 価格

それでは、1つずつ見ていきましょう。

ケーブルカテゴリ
2009年11月19日に、HDMIライセンスを持つHDMI Licensing, LLCから、新しいガイドラインが発効されHDMIケーブルは以下の5種類に分類されることになりました。
HDMI Licensing, LLC プレスリリース記事URL:
http://www.hdmi.org/press/press_release.aspx?prid=115
ケーブルタイプ仕様比較
伝送帯域※13Dフォーマット※2イーサネット伝送※3
Standard HDMI Cable
(標準HDMIケーブル)
75MHz××
Standard HDMI Cable with Ethernet
(イーサーネット対応標準HDMIケーブル)
Standard Automotive HDMI Cable
(自動車用標準HDMIケーブル)
×
High Speed HDMI Cable
(ハイスピードHDMIケーブル)
340MHz×
High Speed HDMI Cable with Ethernet
(イーサーネット対応ハイスピードHDMIケーブル)
※1 伝送帯域=保証されている解像度
75MHz=480i、480p、720p、1080i
340MHz=480i、480p、720p、1080i、1080p 、(1440p、2160p
※ カッコ内の解像度は、ケーブルによっては保証されています。
よく「フルHD(Full HD)」と耳にすると思いますが、フルHDは1920×1080(1080iまたは1080p)の解像度を指します。
※2 3D再生は、接続する機器も3D対応であることが条件です。
※3 イーサネット伝送は、接続する機器もイーサネット対応であることが条件です。
結論を言えば、ハイスピード対応と謳われているケーブルを選定しましょう。
ハイスピード対応であれば、1080pや今後普及が見込まれる3Dにも対応します。
※実際は、スタンダード対応ケーブルでも1080p表示される場合もありますが、伝送帯域の75MHz以上に対して不確定であるスタンダード対応のケーブルをリスクを背負ってまで選定する理由はありません。
コネクタタイプ
現在(2010年3月)、HDMIは5種類のコネクタが規格で制定されています。
事前に接続する機器の端子を確認しましょう。
Type A最も普及しているタイプ
(テレビ・レコーダなどに搭載)
Type B恐らく、一生お目にかかることのないタイプ 
Type CHDMIミニと呼ばれるコネクタ形状が小さいタイプ
(一部のカメラ・ビデオカメラなどに搭載)
Type DHDMIマイクロと呼ばれHDMIType C以上に小さく、今後普及していくタイプ
(携帯などに搭載されます)
 
Type E車載機器に搭載されるタイプ
(DVDプレイヤー・ディスプレイなど)
 
メーカーのケーブルに対する専門性
大抵のHDMIケーブルは、金メッキ、三重シールドなどの同じような特長が謳われており、品質の見極めが難しく価格やブランドでしか判断基準がありません。
そこで、目線を変えてみましょう。
そのメーカーで、取り扱っているHDMIケーブルの最大長とそのHDMIケーブルのサポートされている解像度(映像フォーマット)をチェックしましょう。
そのメーカーの専門性=HDMIケーブル自体のパフォーマンスが大概わかります。
結論を言えば、パッシブの15m長ケーブルで1080p対応と謳っているメーカーのHDMIケーブルを選びましょう。
※パッシブとは、イコライザ回路等(信号を補正する回路)が内蔵されていないケーブル。
HDMIケーブルは、長さが長くなればなるほど信号の減衰によるエラーが生じやすく、5mを超えた場合その傾向が顕著になります。
この部分の解釈目線を変えると、ケーブルに対する専門性がないメーカーを淘汰できます。
  • 長尺(5m〜15m)ケーブルの取扱がないメーカー
    →そこまでのノウハウしかないか専門的に扱っていない
  • パッシブタイプの長尺ケーブルを扱っているが1080p対応と謳っていないメーカー
    →1080pと謳えるようなケーブルを開発するノウハウがない
  • イコライザ付き長尺ケーブル取扱メーカー
    →イコライザ無しでは使用に耐えられないケーブル自体のパフォーマンスなので、イコライザを内蔵させ、信号補正をしている(メーカーによっては、これに該当しない場合もあります)
長尺ケーブルに限らず、短いケーブルでも結局はそのメーカーの製造ノウハウが比例して品質に反映されます。
※15m長についての補足
HDMI Licensing, LLCは、HDMIの最大長を定義していませんが、パッシブケーブルの場合は15mまでがATCテスト(下記参照)の対象です。
これは、ケーブル品質が云々ではなくテレビやプロジェクタ等の入力機器に搭載されているレシーバチップの性能に依存するため、15m超えるパッシブケーブルはテストの対象外とされています。
認証テスト
現在、HDMI認証テスト機関は2つあります。
結論を言えば、以下のテスト認証済みと謳われているケーブルを選定しましょう。
  • ATC(Authorized Testing Center)
  • SimplayHD
ATCとは、HDMI Licensing LLCが実施している標準的なHDMIテストプログラム。
HDMI Licensing LLCはHDMI製品に対してこのテストを義務づけていますが、実際にはこのテストを受けていないケーブルも市場に出回っている場合もあるようです。
SimplayHDとは、日本ではあまり認知されていませんが、Simplay Labsが実施しているHDMIテストプログラム。
SimplayHDテストは、上記のATCテストに合格した製品のみ試験対象です。
単なるお墨付きではなく、ケーブルでは有名な某メーカーもパスできなかったこともある厳格なテストです。
価格
HDMIケーブルは、価格と品質が完全には比例していません。
あくまで、高価=高品質である可能性が高いと認識したほうが良いでしょう。
中には理解し難い程、高価なケーブルが市場に出回っています。
逆に、廉価でもコストパフォーマンスに秀でたケーブルもあります。
予算やこだわりに応じて、HDMIケーブルをセレクトしてください。
※ここでは、音質について取り分け触れていませんが、基本的には映像品位が優れたケーブルは音声品位も優れています。

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